土壌分析・土壌診断・施肥設計
- ホーム|
- 土壌分析・土壌診断・施肥設計
土壌分析は、土づくりの基本です。
状態を分析して、足りないもの・
過剰なものを明確にし、土の今の状態を診断します。
そして施肥設計では、圃場の地力を増進させ、作物が十分育つように、必要な資材を設計し土の状態を良くしていきます。
連作障害の対策や改善も土壌分析から始め、高品質な作物で安定した収穫を目指します。
複合土壌分析
一般的な「化学性」に「物理性」も分析する複合土壌分析
土壌は「生物性」「物理性」「化学性」の3つの要素を持ち、それぞれが相互に関係しています。「物理性」と「化学性」は施肥によって直接コントロールできるため、この2つの要素を分析し、その結果から複合的に分析するのが複合土壌分析です。
環境と土壌の関係を知り、栽培を改善するために、「物理性」と「化学性」を複合的に土壌分析することは、初期条件として土の状態が数値でわかり、診断や施肥設計のベースとなります。
物理性分析
土壌を構成する土と水と空気の割合(三相分布)と土の重さ(仮比重)を数値化し、団粒化を知ることができます。
化学性分析
化学性は、土壌の養分バランスを把握するための分析で、項目には、pH、EC(電気伝導度)、有効態リン酸、交換性塩基バランス(カリウム・苦土・石灰)等があります。
物理性 | 化学性 | |
分析項目 | 土壌比重、三相分布(液相/気相/固相) | EC、pH(KCL)、アンモニア態窒素、硝酸態窒素、置換性石灰、置換性カリ、置換性苦土、塩基飽和度、塩基置換容量(CEC)、石灰飽和度、カリ飽和度、苦土飽和度、有効態リン酸、リン酸吸収係数、腐植値 |
効果 | ・保水力を把握し、適切な灌水の頻度を決定。効率的で適した水分補給を行うことができます。 ・重さ(仮比重)や空気量(気相)から、堆肥などの投入量を決定します。 |
・作物・作型に合わせた施肥量を予測します。 ・土壌養分を有効活用して、過剰施肥を防止。これによりコストを削減できます。 ・土壌養分のバランスを改善し、秀品率を向上させます。 |
分析項目 | 土壌比重、三相分布(液相/気相/固相) |
---|---|
効果 | ・保水力を把握し、適切な灌水の頻度を決定。効率的で適した水分補給を行うことができます。 ・重さ(仮比重)や空気量(気相)から、堆肥などの投入量を決定します。 |
分析項目 | EC、pH(KCL)、アンモニア態窒素、硝酸態窒素、置換性石灰、置換性カリ、置換性苦土、塩基飽和度、塩基置換容量(CEC)、石灰飽和度、カリ飽和度、苦土飽和度、有効態リン酸、リン酸吸収係数、腐植値 |
---|---|
効果 | ・作物・作型に合わせた施肥量を予測します。 ・土壌養分を有効活用して、過剰施肥を防止。これによりコストを削減できます。 ・土壌養分のバランスを改善し、秀品率を向上させます。 |
土壌診断
土壌分析をしただけで、いきなり具体的な対策を立てることはできません。分析結果の項目を検討し、土壌がどういう状態なのか、専門家による診断が必要になります。
診断をすることで、健全な育成の促進で減農薬、含有硝酸態窒素の低減など、有害性の抑制が期待できます。
定量的に土の状態や品質を把握でき、対策が立てやすくなり、安定した栽培が期待できます。
- 複合土壌分析および診断(見本)
Smart施肥設計
土壌診断士(土壌医:土壌医検定1級、JGAP指導員)の弊社代表、吉田剛が生産者の作業内容などをヒアリング、現状の土壌を複合的に診断し、最適な土壌作りや施肥設計を行います。
どんな栽培方法、どんな農法であっても、土壌の状況が分からずに処置(施肥)を行うこと、問題の改善が出来ないばかりか、新たな問題発生の原因になります。
作物の生理に合った土作り、肥料の与え方で、健全な作物を栽培し、農薬の削減、作業の効率化、品質の向上、美味しさの向上、収穫量の向上を図ります。
作物が一つ一つ違うように、生産者の農業に適切な施肥も一つ一つ異なります。生産者の目標にあった作物と畑にあった土作りをご提案いたします。
Smart施肥設計のポイント
- Point
1 - 分析結果は、具体的な数値と分かりやすい「棒グラフ」でお伝えします。
- Point
2 - 化学性と物理性の2面からの現状を基に、問題点を解説します。
- Point
3 - 施肥設計に必要な肥料成分の過不足値を具体的な数値でお伝えします。
- Point
4 - 栽培者使用の肥料を使い、適切な肥料設計を分かりやすく提案します。
- Point
5 - 肥料・農薬などの経費の無駄使いと品質安定とロスの削減に貢献します。
- Smart施肥設計(見本)
土壌診断実施
ご利用料金
土壌分析・土壌診断・施肥設計
土壌分析・土壌診断・施肥設計をご希望の方は、下記の「土壌分析・土壌診断・施肥設計のお申し込みはこちら」より、必要事項をご入力の上、お申し込みください。
圃場の課題解決をご希望の方は、ヒアリング、現地調査を行い、病害虫対策など改善策を提案いたします。ご料金は初回訪問時の交通費、調査費用として3万円から状況・内容に応じて、別途お見積もりさせていただきます。
1圃場につき | まとめてご依頼 | 個別ご依頼 | 他社分析値をお持ちの方(3ヶ月以内の分析に限る) |
---|---|---|---|
土壌分析 | 13,200円(税込) | 8,800円(税込) | |
土壌診断 | 11,000円(税込) | ||
施肥設計 | 5,500円(税込) |
※分析器は富士平工業SFP-3を使用いたします。
※土壌診断は土壌サンプル到着後、約3週間かかります。
※土壌採取は、日当、交通費別途を請求する場合があります。
ご相談
土壌分析や施肥設計が必要かどうか迷っている方、どうしていいかわからない、相談してみたい方はご相談もお受けしています。初回は無料です。お気軽にお申し込みください。
2回目以降 | |
---|---|
30分 | 5,500円(税込) |
60分 | 8,800円(税込) |